■ ハイライト(2026年4月19日時点)
週末にかけて中東情勢が目まぐるしく動いた。アラグチ・イラン外相が17日にホルムズ海峡「開放」を表明したことでWTI原油は▲10.84ドル(▲11.45%)の83.85ドルまで急落、NYダウは868ドル高と急騰した。しかし18日夜、イラン軍事当局が即日「再封鎖」を宣言。商船2隻が革命防衛隊に銃撃される事態となった。
停戦期限の**4月22日(水)**まで3日。トランプ大統領は「期限切れなら再攻撃」と示唆する一方、イラン側は2回目の交渉に同意していないとも伝わる。週明けCFD日経225は59,390円(+557円)と回復しており、ギャップアップスタートが濃厚だが、再封鎖の織り込み具合と22日の交渉の行方が最大の焦点だ。
■ 主要指標(2026年4月17〜19日)
| 指標名 | 数値 | 前日比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 58,475.90 | ▲1,042.44(▼1.75%) | 4/17大引け。4日ぶり反落 |
| CFD日経225 | 59,390.70 | +557.40 | 4/19時点。週明け大幅高スタート濃厚 |
| 日経先物(CME・円建て) | 59,840 | +505 | 4/17夜間終値 |
| TOPIX | 3,760.81 | ▲53.65(▼1.41%) | 4/17大引け |
| NYダウ | 49,447.43 | +868.71(+1.79%) | 4/18NY終値。原油急落・停戦期待で急騰 |
| NASDAQ総合 | 24,468.48 | +365.78 | 4/18終値 |
| 米ドル/円 | 159.38付近 | — | 4/17時点 |
| WTI原油 | 83.85ドル | ▲10.84(▼11.45%) | 4/18急落。ただし即日再封鎖で不透明感継続 |
| 金(先物) | 4,879.60ドル | +71.30(+1.48%) | 地政学リスク根強く高止まり |
| VIX(米国) | 17前後 | — | 4/18時点 |
| 日経VI | 28.40 | ▲0.18(▼0.63%) | 警戒緩和。ボラ低下方向 |
| OP上値メド | 62,000円 | — | コール建玉集中帯 |
| OP下値メド | 54,000円 | — | プット建玉集中帯 |
| 裁定買い残(株数) | 13億株超(4/6以降継続) | — | 高水準継続。潜在的売り圧力として注視 |
| 日経インバ(1357)信用倍率 | 4.91倍 | — | 買い方優勢だが水準は低め。過度なショート需要は蓄積せず |
| 日経レバ(1570)信用売り残 | 729,216株 | — | 低水準。踏み上げリスクは限定的 |
■ テクニカル指標(2026年4月19日時点)
| 指標名 | 数値 | 判定・備考 |
|---|---|---|
| 騰落レシオ(6日) | 86.67 | やや売られすぎ圏。反発余地あり |
| サイコロジカル(12日) | 66.67 | 中立〜やや強気圏 |
| RSI(14日) | 72.66 | 買われすぎ圏(70超)。短期過熱に注意 |
| 25MA乖離率 | +7〜8%程度 | 過熱水準。高値警戒ゾーン |
| ボリンジャーバンド | +1σ〜+2σ圏内 | 年高値4/16(59,518円)付近が上値抵抗。週明けに再チャレンジか |
| 一目均衡表 | 雲の上方 | 強気地合い継続 |
■ 寄与度大銘柄(4月17日大引け)
| 銘柄 | 前日比 | 寄与度(円) |
|---|---|---|
| アドバンテスト | ▲2.64%(▲755円) | ▲182.23 |
| 東京エレクトロン | ▲3.95%(▲1,810円) | ▲182.02 |
| ソフトバンクG | ▲3.10%(▲145円) | ▲116.66 |
| キオクシアHD | ▲9.87%(▲3,340円) | ▲78.37 |
| ファーストリテイリング | ▲1.05%(▲790円) | ▲63.56 |
【現況サマリー】
4月17日の日経平均は前日比1,042円安の58,475円と反落。前日の史上最高値(59,518円)更新後の達成感から半導体・値がさ株を中心に利益確定売りが膨らんだ。
週末は攻防が続いた。WTIは「ホルムズ開放」発言で▲11%急落、NYダウは868ドル高と急騰したが、イランが即日「再封鎖」を宣言。商船2隻が銃撃される事態となり楽観シナリオは早くも揺らいでいる。ただし日経VIが28.40まで低下しており、市場のパニック度合いは3月末比で大幅に改善している。
需給面では、日経インバ(1357)の信用倍率4.91倍・日経レバ(1570)の信用売り残729,216株はともに低水準にとどまっており、需給上の極端な歪みは見られない。裁定買い残13億株超の高水準は引き続き注視が必要だ。
RSI72.66と買われすぎ圏にある一方、騰落レシオは86.67とやや売られすぎ水準で指標間の方向感が分かれている。週明け20日(月)はCFD日経225の59,390円水準でのギャップアップが想定されるが、4月22日(水)の米・イラン停戦交渉期限がヤマ場。合意なら原油続落・株高の好循環、決裂なら再攻撃・原油反騰・株急落という分岐が待っている。テスラ決算(4/22)、各国PMI速報(4/23)、日本3月CPI・米耐久財受注(4/24)も重要指標として注視したい。
※この記事は投資を勧めるものではありません。投資は自己責任でお願いします。
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