■ハイライト(2026年3月21日時点)
FOMCは3月18日に政策金利の据え置きを決定。利下げが2027年にずれ込む可能性が意識され、失望売りが相場を直撃した。日銀も据え置きを決定したが、原油高による物価上昇への言及から4月利上げ警戒が高まった。BRENTは108.65ドルと2022年7月以来の高値をつけ、コストプッシュ型インフレ懸念が市場心理を圧迫し続けている。
休場中に日経先物(CME)が51,075円(▲1,910円)まで急落。現物終値(53,372円)からさらに▲4.3%下落しており、週明け3月23日(月)は51,000円台前半での大幅安スタートが濃厚。50,000円のプット建玉水準が現実的な下値メドとして急浮上しており、追証による強制売り連鎖にも注意が必要だ。
需給面:裁定買い残は10億5,757万株(1/15時点)と高水準。信用倍率は5倍超で追証売りの懸念が残る。来週は3月27日(金)の配当・優待権利付き最終売買日に向けた配当取りの動きが下支えになるか注目。3月24日(火)の米3月PMI速報値も重要指標として注視したい。
■主要指標(最終取引日:2026年3月19日)
| 指標名 | 数値 | 前日比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 53,372.53 | ▲1,866.87(▲3.38%) | 3/19大引け。一時2,000円安に迫る |
| 日経先物(CME) | 51,075.00 | ▲1,910.00(▲3.61%) | 休場中の夜間取引。週明け大幅安スタート濃厚 |
| TOPIX | 3,609.40 | ▲108.01(▲2.91%) | 3/19終値 |
| NYダウ | 46,021.43 | ▲203.72(▲0.44%) | 3/19NY終値 |
| S&P500 | 6,606.49 | ▲17.89(▲0.27%) | 3/19終値 |
| NASDAQ総合 | 22,090.69 | ▲62.53(▲0.28%) | 3/19終値 |
| WTI原油 | 96.14ドル | ▲0.2% | BRENT 108.65ドル(2022年7月以来高値) |
| VIX(米国) | 26 | — | 高ボラ継続 |
| 日経VI | 35 | — | 警戒水準 |
| OP上値メド | 54,000〜55,000円 | — | コール建玉集中帯 |
| OP下値メド | 50,000円 | — | プット建玉最大。現実的な下値メドとして急浮上 |
| 信用倍率 | 5倍超 | — | 追証売りが懸念される水準 |
| 裁定買い残(株数) | 10億5,757万株(1/15時点) | +273万 | 週次開示のため最新値は来週確認要 |
■テクニカル指標(2026年3月19日大引け時点)
| 指標名 | 数値 | 判定・備考 |
|---|---|---|
| 騰落レシオ(6日) | 67 | 売られすぎ圏。底打ち模索中 |
| サイコロジカル | 41 | やや弱気。中立圏下限 |
| モメンタム | ▲1,905 | 下落の勢いが強い |
| RSI(9日) | 32 | 売られすぎ圏に接近 |
| 25MA乖離率 | ▲4.6% | 調整過大水準 |
| ボリバン | -2σ〜-3σ | バンドウォーク継続 |
| VIX(米国) | 26 | 警戒水準 |
| 日経VI | 35 | 警戒水準 |
| 一目均衡表 | 53,000〜53,500円攻防 | 雲の上限を割り込む局面。先物51,075円はさらに下方 |
■寄与度大銘柄(ADRベース・3月19日NY時間・東証比)
| 銘柄 | 前日比 | 備考 |
|---|---|---|
| アドバンテスト | ▲6.63% | 半導体関連売りの主因 |
| 東京エレクトロン | ▲6.16% | リスクオフで直撃 |
| ファーストリテイリング | ▲3.10% | 値がさ株売りが指数を圧迫 |
| ソフトバンクG | ▲2.36% | 同上 |
【現況サマリー】
3月19日の日経平均は▲1,866円(▲3.38%)の53,372円で大引け。FRB利下げ期待の後退・日銀4月利上げ警戒・原油高のトリプルパンチが相場を直撃した。ADRではアドバンテスト▲6.63%・東京エレクトロン▲6.16%と半導体関連が急落し指数を押し下げた。
休場中に日経先物が51,075円(▲1,910円)まで下落したことで、週明けの下値余地はさらに広がった。騰落レシオ67・RSI32・25MA乖離▲4.6%と売られすぎを示す指標は複数あるが、モメンタム▲1,905・日経VI35は下落の勢いが続いていることを示す。50,000円のプット建玉水準が現実的な下値メドとして浮上しており、来週3月27日の権利付き最終売買日に向けた配当取りの動きが唯一の下支え材料となりそうだ。
※この記事は投資を勧めるものではありません。投資は自己責任でお願いします。
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